誰しも幼い頃、自分は特別な才能を持った選ばれた人間なのではないかと思ったことがあるかと思います。しかし、成長するにつれ、上には上がいる、自分は凡庸なんだと思い知らされます。
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一握りの成功者
極まれに本当に特別な才能を有し、一握りの成功者と呼ばれるような地位に到達する人もいますが、ほとんどの人は本当にやりたかった職業には付けず、何とか現状に折り合いをつけて生活していますよね。
自分は最高ではないが、そこそこだ。というような自尊心があり、他人から変な目で見られたくないと思っている。自分より上の立場で能力があると判断する人間の言うことなら、多少おかしなことでも鵜呑みしてしまう。そういった人が、日本人には特に多いような気がします。確かにメディアやSNSで話題になるような有名人たちはキラキラ輝いていて、自分とは比べ物にならないくらい価値のある人間に見えます。
しかし、そういった有名人、いわゆるステータスが高いとされる人と自分を比較して本当に劣っていると言えるのでしょうか?
いいえ、私はそうは思いません。そう思わなくなりました。
近年で、最もステータスが高い日本人は、ダントツで大谷翔平選手*1だと思います。今や名実ともに世界一の野球選手といっても過言ではないでしょう。顔も小顔で整っていて、抜群のスタイル。9頭身くらいあるのではないでしょうか。しかも、人格もとてもすばらしい。非の打ちどころがなく、同じ日本人として誇らしいです。
しかし、それでも私は言いたい。私やみなさんの存在価値は決して劣ってなどいないと。
なぜそう思うのか。それでは少し、視点をかえてみましょう。
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視点を変えてみる
世界最大の大きさを誇るシロナガスクジラ*2が悠々と巨大な口を開けて食事をしています。そこに理由は不明ですが、私(みなさん)と大谷翔平選手が同時に出くわしてしまいました。大ピンチです!
ふたりとも必死に逃げようとしましたが、残念ながら、一飲みにされてしまいました。
さて、ここで想像してみてください。このシロナガスクジラは、同時に飲み込んだ2人に対してどれほどの違いを感じたのでしょうか?
恐らくですが、それほど違いはなかったはずです。(私のほうが若干香ばしくておいしかったかもしれません。)
そうなんです。私たちの感じている優越感・劣等感というのは、あくまでこの現代社会のみに限定されたもので、作られたものでしかないのです。
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上位者の視点
①神、宇宙人
この世界の歴史や社会構造は戦争や権力抗争の勝利者によって形作られてきました。
多少、おかしなところがあってもより力を持った権力者・組織・国家によってそういうものなんだと認識を植え付けられてきたと思ってます。
つまり、この現実世界ではより力を持った存在の価値観が尊重されるということです。
もし、人間より上位者が存在するとしたら、この現代の価値観(お金第一主義)とはもっと別な価値観が尊重される世界があるかもしれないのです。
人間より上位の存在として思い浮かぶのは、いわゆる「神」と呼ばれる存在やその眷属(天使や精霊)、またはその対極の存在の「悪魔」もしくは科学技術に目を向ければ、「宇宙人」とかでしょうか。
近年、宇宙人は間違いなくいるという科学者の方は多いです。地球に到達可能かは別にして。また、日本には古来より「八百万の神」といってあらゆるものに神は宿るという思想もありますし、神社はいたるところにありますよね。
こういった存在にとって、現代社会で最も評価される「お金を稼ぐ能力」というものは果たしてどれほどの価値があるでしょうか?
②シュミレーション仮説
世界一の資産家でエンジニアでもあるイーロン・マスク氏*3は「この世界が仮想現実でない確率は数十億分の1である」と発言しました。その他にも多くの科学者がこの仮説を提唱しています。
もし本当にそうだとするならば、その仮想空間を作った存在(人間とは限らない)は、シュミレーションによって生じる様々なデータを収集しているはずです。その存在にとってのより価値のあるデータとは何でしょうか?
それはレアでオリジナリティ性の高いものだと思います。
唯一無二の存在・・・そうそれはあなたです。
あなたのこれまで生きてきた過程で蓄積された生体データは勿論、感情の動き、行動データは間違いなく、世界で一つしかありません。
一見、いつもと変わらない日常に感じたとしても人類史上初となるような激レアな現象が観測されているのかもしれないのです。
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自分自神
あらゆるものに神が宿るという「八百万の神」という考え方を持っている日本では、神社の拝殿に鏡がご神体として置かれています。その理由はそれを見た人自身に宿る神を拝むということだそうです。
「鏡」「かがみ」、この真ん中の「が(我)」の文字を抜くと「かみ(神)」になります。
また、スピリチュアルな考え方をする人達の間では、この世のあるゆるものはソース(源)から分たれた存在だと言われています。
あらゆる存在は大いなる源=創造主=神の一部を宿している。つまり、私やあなた、または成功者や失敗したとされる人、様々な動物、鉱物などの物質も等しく神の一部だと言えます。(「一寸の虫にも五分の魂」ということわざもありますね)
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私は最強
以上の理由で私やあなたを含むすべての存在は、現実社会のみの評価では決して優劣など決められないという考えに至りました。
とはいえ、仙人のように霞を食べて生きていけるわけではない*4ので、現状は今の置かれているそれぞれの立場で、精一杯生きていくことは重要だとも思います。
しかし、窮地に陥って例え大勢に見下され蔑まれて誰一人味方がいなくなったとしても、最後の最後、魂の奥底の部分で「あなたは最強」だということを忘れないでいてほしいのです。
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まとめ
現代の価値観は作られたもの。本来、あなたはオリジナルで超レアな唯一無二の最強の存在。それはあなた以外の存在にも同様に言えること。
お互いを尊重し協力し合えれば、きっと近い将来、最高の時代(新時代)が来ると思います。すでにその兆しは起きていると感じています!
追記:Adoさんの「私は最強」「新時代」「逆光」はとてもメッセージ性が強いです。公式のミュージックビデオが特におススメです。(アニメも素晴らしいので)
【Ado】私は最強 (ウタ from ONE PIECE FILM RED) - YouTube
【Ado】新時代 (ウタ from ONE PIECE FILM RED) - YouTube
【Ado】逆光(ウタ from ONE PIECE FILM RED) - YouTube